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小林英樹ブログ

2011年7月アーカイブ

DSC07387cc.jpgためしに首輪をつけた。

0歳のとき、

もらわれてすぐの時には何回か試みたけど、

厭がってはずしてしまい、

はずした首輪が口にはまって

取れなくなったこともあった。

あきらめていたが、

この夏は東京までの深夜のドライヴがあるので、

その間は万一のことを考え首輪をつけさせようと思っていたが、

実際にできるのかどうか確かめなければならなかった。

ところが、

少し苦労はしたが意外にすんなりと付けさせ、

とくに嫌がる様子もなかった。

この写真を撮ったら、はずしたよ。

なんか不自然。

人間は可愛いと言うかもしれないが、

自由を拘束されているようでぼくは嫌いだ。

用心深い風太は、もう表に脱出して迷子になる心配もなくなったから首輪は不要。

状況にお構いなしに目的に向かって突っ走る風太じゃあ、

もし街中に迷い込んだら確実に車にひかれて終わりだから、首輪はいらないよ。

とはいうものの、凛々しいでしょ。

 

DSC07367cc.jpgちょっと色気があるような風太。

でも風太は歴としたオス猫。

このごろはますます自分を人間と思っているらしく、

この家をまるでわが家、自分が御主人のような立ち振る舞いをしているよ。

声も小さく、やさしくなって、

人間の言語には似ても似つかないが、

明らかに人間として何かを訴えかけているかのような発声をする。

ベッドの上でぼくの夏用のタオルケットを敷いて横たわるのが大好き。

高級石鹸のようないい香りがする風太の体臭が浸み込むから夜が楽しみだけど、

なかなかどいてくれず、

いつしか風太は自分の寝床と勘違いするようになってしまう可能性もある。

ま、いいか。

風太が人間の言葉がしゃべれないのが少し不憫。

DSC07365cc.jpgふうたんはぼくの愛するペットですが、

ぼくはゴッホの研究家です。

ぼくは今度本を出しました。

『「ゴッホ」にいつまでだまされ続けるのか』

(情報センター出版局)です。

この本では6点のゴッホの贋作を明らかにしていますが、

最も重要なものは,

ワシントン・ナショナルギャラリーにある「自画像」です。

その「自画像」が、

6、7、8、9月と日本の美術館に来ています。

前半が、東京の国立新美術館、

後半が、京都市立美術館です。

いままでに、この自画像を表紙絵にした画集や研究書は,

一体何冊出版されたことでしょうか。

ぼくの手元に5冊ありますから、

世界中探せば随分な数になるでしょう。

ゴッホの自画像でも最も研究対象にされやすいらしく、

この「自画像」抜きにはゴッホ論が成立しえないような扱いのものもあるくらいです。

実は、この「自画像」は歴とした贋作でありますが、

これを贋作であると「叫んでいる」人は、多分、ぼく一人です。

10年ほど前、ワシントン・ナショナルギャラリーに届けた英訳に対しては、

「いままで誰一人としてこれを贋作であるといった研究家はいない」

「よって、これからも力強いゴッホの作品として展示していく」と相手にされませんでした。

日本では、ゴッホ研究家の木下長宏さんが支持してくれています。

ゴッホの弟テオの妻、ヨハンナが贋作造りに深く関与しているため、

なかなか贋作が追放されずに残っています。

残念ですが、でも、いつか真理は勝利します。

それを信じて。

拙著、是非読んで周囲に広げてください。

じゃあ、また。